2020年2月28日金曜日

大事な桶①



「ドべネックの桶」

皆さんご存じでしょうか。

リービッヒの最小律をわかりやすく解説するのによく使われている話です。



このような画像なんですが、見たことある人もいるのではないでしょうか。
元々は植物に対しての話ですが、野球にも活かせるなと思い共有します。

桶って一枚一枚の板を円状に並べて作りますよね。
この画像では一枚一枚板の長さが違います。

この桶に水を入れるとどうなりますか?
一番短い板の長さまでしか水は入りませんよね。

これはおもしろい。

では、この桶全体を「バッティング」と仮定しましょう。
この桶には、バッティングで必要とある要素(板)が沢山あります。
その板の名前は「体重」「出力」「股関節の柔軟性」「胸郭の柔軟性」…
などなど沢山の要素でこの桶は完成します。

結果的なバッティングの実力を水が入る量だとします。

すると…

体重や出力はあるが柔軟性が低い選手がいたらどうなるでしょう。

水は柔軟性に影響されて低い所までしか入りません。

対して体重はそこそこ、他の要素もそこそこ会得している選手がいたとします。

すると水は低い所が見当たりませんから先ほどよりもっと入りますよね。

バランスや最低ラインを保ち引き上げていく重要性が判ると思います。



現代では一芸に秀でている人材が必要とされているという記事や情報が多く出回っています。
この事自体は事実だと思いますし、賛同します。

ただ、一芸に秀でているというのは最低限のラインがあってこそ。

例えば野球というスポーツの桶の中で「走力」という要素に秀でているとします。
それは「野球の要素」であるから価値があります。

これが野球の要素である走力の要素である筋量が秀でているとなると話が変わってきますよね。

ここでは野球の要素に走力というカテゴリ(ライン)があるからそこで価値が生まれます。

実際はこんな簡単に桶で例えられるほど野球は簡単ではありませんが、思考面ではかなり大事な考え方だと思います。

情報の本質をくみ取り、活かしましょう。
情報に踊らされないように。



今回①と書いてあるように、明日も違う例を挙げながら書いていきたいと思います。

私としてはこの話、超重要です。

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