2020年2月20日木曜日

抽象化



「練習の目的は何?」

そう選手に聞く指導者の方は多いでしょう。

すると選手は答えを言わなくてはと思い指導者が何を考えているかを当てるかのように答えを言います。
しかし、それは大抵違います。

練習の目的とは、何のために、どんな事を習得するために練習しているのかを理解する事が大切です。

要はその練習の本質を捉えるという事。

練習の本質はどうやったら捉えられるのか。

それは指導者が伝えることと選手が感じようとする事の2つが必要です。
まず、指導者は練習の本質を伝える義務があると思います。
選手は指導者に比べ知識や経験が少ない事がほとんど。
その選手に最初から本質を全て感じ取れなんて無理にも程がありますよ。

誰だって最初はわかりません。
大人の皆さんも最初バイトに入った頃は何をすれば良いのかわからないものです。

指導者が本質を伝えると同時に選手は感覚として本質を捉える努力をしなければなりません。
理屈として捉えられても感覚として違うこともあります。

先日、ある高校の先生が「わかる」と「できる」は違うという話をされていました。
まさにそうだなぁと心にスッと入ってきました。

指導者には指導者の義務があり、選手には選手の義務がある。
義務感で野球をしろというわけではありませんが、本質をしっかり捉えるにはここまでやる必要があるという事です。

選手はわかっているだろう。
これが1番危ないです。

今一度確認してみてはいかがでしょう。
意外な結果になるかもしれません。

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